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2023年10月26日木曜日

導かれたodissiへの旅——花の宮祐三子インド留学記⑥

練習が進んでいくと、私達生徒5人は、幸運にもガウリ・マについてインド各地に公演に出向くことができた。ハイデラバード、ケララ、チェンナイ、デリー、、、

もちろん、ガウリ・マがソロで何曲か踊るのだが、そのうちの一曲を私達生徒5人のグループコンポジションで踊らせてもらう、という感じだった。

 

ガウリ・マと私

 

そんな中、ある日、ガウリ・マは私に言った。「ゆみこ、とってもラッキーだわ。今度、プーナのOshoアシュラムが公演に呼んでくれたのよ。あなたは瞑想が好きでしょ。特別にホリデーをあげるから、しばらく残って滞在し瞑想してらっしゃい!」

 

初めてのパフォーマンスの日に

 

言われた通り、プーナでの公演のあと、彼女の知り合いのお金持ちの邸宅にガウリ・マと共に滞在させてもらい、瞑想に通う毎日を過ごした。

何日か経って、ガウリ・マは、Oshoの弟子になった。正直、その時は、「え~っ?なんで?」っと信じられない気持ちだったのだが、それから6日後の金曜日の朝のこと。その頃、月の第2週目の週末、(金)(土)(日)は、瞑想キャンプで朝から行なわれるダイナミック瞑想が、その時のみ、大声が出せるloud dynamicだったのだが、そのあまりにもものすごいみんなの叫び声に圧倒されると同時に、私の中のなにかがクリックされて、、、「あ~!この3日間を逃しちゃだめだ~!!! 次の公演先デリーに行く列車を飛行機に替えて月曜に行けば間に合う~!」と。そして、「そうだ!明日は、サニヤシセレブレーション。私もサニヤシンになりたい!!!」そう思うやいなや、サニヤスオフィスに駆け込み、事情を話すと、にっこり「オッケー」と了解をもらえた。(普通なら面談があった後、翌週にしかもらえないのだが、そこは、ガウリ・マに恩恵を被るVIP待遇のおかげだった。)

 

Oshoアシュラム in Puneでの公演

 

デリーでの公演も終え、ダンスヴィレッジに帰ってきた私。

しかし、、、

どんどん、物事の見え方が変わっていくのだった。

これまで、「ここに骨を埋める」とまで言っていた私。。。それが、、、リアリティがどんどん薄れていってしまうのだった。。。

 

クラスメイトのShilpaと〜私は大のパパイヤ好きで、「パパイヤ・マ」とも呼ばれていました!(笑)

 

そして、挙句の果て約半年後、プーナに再び訪れ、ある日本人画家によるペインティングワークショップを受けたあと、私の中に決断がやってきた。

自分の魂は、ここにある!〜あんなにも可愛がってもらい、なんとも恵まれた環境で踊りができたのにも関わらず、ダンスヴィレッジを飛び出してしまった。

ガウリ・マは、私の1週間前にサニヤシンになったので、わかってもらえるかな?と少しは期待したのだが、そうは問屋が卸さず、彼女からの怒りに満ちた手紙を受け取った。ごめんなさい。

仕方がないことだっただろう。

だが、私の決意は揺るがず、私はOshoのアシュラムで瞑想を続けることを選択した。

 

花の宮祐三子Hananomiya Yumikoプロフィール

大阪生まれ。本名 茶谷裕美子(Yumiko  Chatani

大阪府立天王寺高校、広島大学総合科学部(文化人類学)卒業。

’89年、中国・パキスタンを経てインドへ一人旅、’90年、故プロティマ・ガウリ女史によってバンガロール郊外に開かれたばかりのNRITYAGRAMThe Dance Village)にて、インド古典舞踊 odissiPadma Vibhushan 故ケルチャラン・モハパトラ・グルジや、ガウリ・マ等から住込みで修養。その後、瞑想と踊りの探究が続き、パートナーの住むスイスと日本を行き来する生活。様々なジャンルの音楽家とのコラボを含め、自然を感じ、魂の喜ぶ「舞い歌絵書き」も戯れ遊ぶ。インド・イギリス・スイス・アメリカなど、国内外での公演、寺社ご奉納、瞑想会や パートナーとの Inner touch ワークショップ等を行う。



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2023年10月2日月曜日

松本榮一のインド巡礼(その5)

インダス川     

ガンジス川とともにインド亜大陸を流れる主要河川。チベット高原のマーナサロワル湖近くに流れを発し、パキスタンの主要都市カラチ近くのアラビア海にそそぐ。3180キロの流域はそのほとんどが、パキスタンであり、チベット、インドはそれぞれ2パーセント、5パーセントにすぎない。

パキスタンは今でこそ、有力なイスラム国家だが、七世紀に玄奘三蔵がこの地方を旅したころには、仏教も盛んで、タキシラーや、タフテイバーイなどの仏教遺跡が残っている。有名なガンダーラ美術の素晴らしい仏像はこの地方で生まれたものである。


©Matsumoto Eiichi

松本 榮一(Eiichi Matsumoto

写真家、著述家

日本大学芸術学部を中退し、1971年よりインド・ブッダガヤの日本寺の駐在員として滞在。4年後、毎日新聞社英文局の依頼で、全インド仏教遺跡の撮影を開始。同時に、インド各地のチベット難民村を取材する。1981年には初めてチベット・ラサにあるポタラ宮を撮影、以来インドとチベット仏教をテーマに取材を続けている。主な出版、写真集 『印度』全三巻、『西蔵』全三巻、『中國』全三巻(すべて毎日コミニケーションズ)他多数。



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