★モディ、カマラ・ハリスに粋な贈り物【最新インド・ニュースを日本語で!(#190)】 https://t.co/e62WqBb3lM via @YouTube #インド #india #日本語ニュース #モディ首相 #カマラ・ハリス #グラビ・ミーナカリ #仏像
— つながる!インディア 公式 (@MJo8udpzsoP8W1A) Sep 25, 2021
(公式コメント)
その贈り物というのが、カマラ・ハリスの祖父にあたるPV ゴパラン氏の辞令?の通達の掲載された新聞と、カーシー特産のエナメル細工のチェスボード。
カーシーは、ガンジス川の沐浴で有名なバラナシ/ベナレスの雅名・古名で、紀元前1000年ころにいわゆる「アーリア系」の部族が東部ガンジス流域に進出を開始して以来の古い歴史を持った古都です。ガンジス川の左岸には、ガートと呼ばれる沐浴のための階段状のスロープがいくつも並んでいます。そのなかでも有名なのが、マニカルニカー・ガートと呼ばれるガート。マニカルニカーとは、「宝玉の耳飾り」という意味で、シヴァ神がこの場所に耳飾りを落としたことから、この名がついたとか。このガートには露天の火葬場があって、ここで灰となってガンジスに流されればそのまま天界に行けるというので、古来、天界を目指すインド人たちが、この場所で息絶えることを望み集まってくる、という町でもあります。そうした人たちが、死を待つための場所として利用する「解脱の館(ムクティ・バヴァン)」は、以前NHKでも取り上げられてすこし話題になりましたね。
さて、そのカーシーの名産と言えば、一番は何といっても絹織物で、現在でも、花嫁の婚礼衣装で最上等のものはカーシー産のシルクで作られたものといわれていますが、今回モディ首相が選んだのはグラビ・ミーナカリでした。グラビは色のピンク。ミーナカリは「天上の工芸品」という意味のペルシャ語由来のことばで、具体的にはエナメル細工のことを言います。チェスボードは言わずとしれたインド発祥の戦略ゲーム「チャトルアンガ」に由来するチェスのためのゲーム道具なわけで、地球規模の戦略ゲームに携わっているアメリカの副大統領へのお土産にこの品を持参したモディのチョイスは、なかなか気が利いたものといえるかもしれません。しかも、記事でも触れられているように、当のカーシーは首相の選挙区でもある、という。
実際にそんなことを考えていたのかどうかは別として、いろいろと深読みしてみると面白いですね。
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