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2021年8月3日火曜日

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 (公式コメント)

水素を燃料に使った自動車には、水素を発電に用いる電気自動車=燃料電池車(FCV)と、水素をガソリンや天然ガスの代わりにして内燃機関(エンジン)を回す水素エンジン車の二種類があります。現在、一般に水素自動車として知られているのは、

トヨタのミライやヒュンデのネクソ(Nexo)のような燃料電池車ですが、こちらは本質的に電気自動車なので、記事に言及されている「電池用リチウム依存度を下げる」ことには繋がらない。となると、ここでバールガヴァ社長が意図しているのは水素エンジン車、なのかもしれませんね。

欧州や中国でエンジン車を廃止して全車EV化をするという方針が打ち出され、日本でもそれに追随しようという動きが出ていますが、あまり考えなしに追従するべきではないでしょう。EV推進派は炭素ガス排出抑制のため、というのが建前ですが、EV車を動かすための電力を発電する際にでる炭素ガスや、バッテリーの製造/廃棄問題まで考慮するなら、EV推進が巷間言われているほどエコじゃないことは明らかです。


そもそも「エンジン車全廃」というのは、日本のハイブリッド技術に後れを取った欧州・中国自動車メーカーの、”肉を切らせて骨を断つ”「日本車潰し」戦略のようにも思えます。日本政府には先方のその戦略的意図が見えているのでしょうか、、、

それはさておき、FCVでない方の、もう一つの水素自動車=水素エンジン車は、その点、燃料を水素にしただけのエンジン車なので、従来の自動車関連技術やリソースを無駄にすることなく、しかも炭素ガス排出ほぼ「0」という、エコという意味では究極的にエコ。理想的な”代替案”なのです。しかもこの技術の実用化までこぎつけているのは日本のトヨタのみ。


記事の中で、スズキのトヨタとの提携にも触れられていますが、深読みすれば、この辺りからも、バールガヴァ社長の胸中にあるのはFCV車ではなくて、水素エンジン車の方だろうな、と推測されます。写真はFCV車のスケルトンのようですけどね。

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